蜩の切なげな鳴き声は、
夕暮れの風物詩であるという先入観に基づき、
朝に聴けば憂鬱になると知る。
他種の蝉
まだ鳴きもしない今年の初夏に、
季節をはぐれた蜩が居た。
春過ぎて愛を求める鶯もいる。
明け方、夜中
好きに雷雨が通り過ぎ。
夏の定例は過去の遺物になるのか知らん?
重い雨雲未だに消えない。
こんな狂った季節には
私の体躯が軋み出す。
自分に才能があるかどうかつったら、 |