英雄といって思い浮かぶのは
ヘラクレス
アーサー
アレキサンダー
チンギス・ハン
始皇帝
織田信長
坂本竜馬
宮本武蔵
…ジャンヌダルクと言いたいとこだが何せ『雌』なんで 藁
日本の一般常識的にはこんなもんか?
英雄ってぇと、
戦鬼の如く動乱の一生を生き、
最期は不慮の死を迎えるってのがステイタスらしい。
これをヒーローと言い換えると
何故か幅が増える。
ハリウッド呆けの日本人なら
スーパーマン
バットマン
スパイダーマン
最近ならX-MENとか。
まぁアニメにも一通りなってんなぁ。
戦隊モノなんかの実写映像や勇者シリーズのアニメを想像するのもいいだろう。
音楽なら
カート
ジミヘン
あいつ誰だっけ?QUEENのボーカル…フレディーか。
尾崎豊
はい、ここまで出しても葛藤に苛まされ続けた人種ばかり。
因みに僕のヒーロー像は
アンブレイカブル(ブルース・ウィリス主演)
あくまで『像』であって映画自体が好きな訳ではない。
知らないヤツは見ろ。
と。羅列したところで現在も生存している英雄・ヒーローを探す。
すると可笑しな事に
創造物にしか行き着かない。
生存しているというよりも、人間がその存在さえ忘れなければ、半永久的に居ることを許されたもの…
実在していないキャラクター、既に逝った人物。一昔前のように、大勢で何かに熱狂することは無くなった。こういった面から、ある意味現代の社会では英雄は生まれにくい。
前代未聞のサイキックを持ち合わせている、未踏の次元で活動している等、人外でなければ到底無理な設定でなければ、現在の人間は英雄に成り得ない。
否、人間はヒーローに『成れない』というサブリミナル効果に踊らされている。
神的存在であった彼らは、死んで神になった。
今、突出することが不可能になる程のセンセーションを巻き起こし、神格化され、伝説となった。
アングラな話題にまで及べばまだまだ幾らでも居る。
だがしかしこれが現状だ。同じ人間から生まれるはずの英雄達は皆、既に人間ではないのだ。
それ程人間は自分達の可能性を否定し、流されて生きてきた。
僕に今、英雄は語りかけはしない。
一つだけ会話をすることがあれば、こうだろう。
僕:『英雄になりたかった?』
彼ら:『否、自分らしく生きただけだ』
とね。