死すらも超えた
孤独の部屋で
躯を丸めておりました
其処は黒くも
ただ皆無
孤独の部屋は
ただ広く
生すら超えた
孤独の部屋で
膝を抱えておりました
其処は白くも
ただ皆無
孤独の部屋は
ただ狭く
胸の傷みは
時間を止めて
躯の痛みは
思考を停める
頭は悼みを
増すばかりだと
彼方の貴女は呟いた
嗚呼 なれど
全てを超えた
孤独の部屋は
何かを超えて
ひとりを招く
アナタひとりが
待つ人を
いたみは鍵
何時か朽ちる
その時まで
お休みなさい
何もかもを
飛び越えて
這い出せと
呼ぶ声が聞こえ
産声を
高らかに
アナタひとりを
待つ場所へ
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