例えばだ。
婚約までした相手が考えに考えた末、縁を切りたいと言って来たとする。どんなに未練があっても、承諾しかねないのだ、自分という人間は。さすがに勢いで言ってしまったような場面なら簡単には承知しないが、間違ないだろう。
自分の意思が無い様に思われそうだが、それは断固反論させてもらう。はっきり言って自分ほど可愛げの無い奴は、世間でも数えるくらいしかいないだろうと思える程、自分のことには強情で頑固。お陰様で一応女ではあるが、言い出したら聞かない性格のせいで、掴合いだの殴り合いだのに発展した例も少くない。別れた当日、同棲していた家からたった一日で荷物を独り運び出し、次の日には住む家を借りている…という類の、世間一般で言えば行動派な方だ。
だがしかし、それだからこそ他人が絡むとダメなのだ。
『傷付きたくないからでしょ』と、何も知らん奴は言う。『傷付きたくないから、相手が言う通りにしていた方が楽だからだろう』と。果たしてそうか?
確かに昔はそうだった。諸事情もあったが、他人や出来事に興味を持たない子供だったし、極力接点も持たない様にしていた。いつも昼休みは教室に独り残って遊ばない、妙に達観した子供だった。今思えば意味不明な悟りだったが、それが何時からか変わった。
何が変わったかハッキリとは自分でも判らない。人生のうち、その行動に費せる時間が割り振られているのなら、受け入れない期間が長かった分今受け入れているのかもしれないし、押し込めることに馴れ過ぎたのかもしれない。
ただこれだけは言う。例えどんな出会い方や別れ方であれ、一度でも自分の居る場面での『環境』として同じ空間に存在した以上、言葉すら交わさなかった奴も、眼を逸して行った奴も、全てが今のワタシを形成し、ワタシの境界線を教えてくれた。だから自己満足でも構わない。ワタシが誰かの糧になるからには、快感でも不快感でも好きに感じ取ってもらいたいし、自分もそうする。関わった以上、期間に関係無く、そこには誰にも平等に、バタフライエフェクトが存在する。
そう、思っている。
だからお前。例え仕事中、当たり前の様に挨拶しないで入って来たぐらいで俺がテメェに暴言吐いた事だってな、いつか役に立つから大目に見とけコノヤロー(弱気)
最近の若いモンは…凸(`Д´メ)
爆死
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